近所のパン屋のレジが謎すぎる件

たまに、朝食を近所のパン屋で食べる。

その店はまあまあ広いイートインスペースが確保されていて、出勤前のサラリーマンや朝帰りの若者で賑わっている。開店時間が早いし、パンの種類も多いので重宝しているのだ。

ところが、そのパン屋に対して二つ不満がある。

ひとつは、よく見かける店員の化粧が濃いことだ。朝のパン屋で深夜のキャバクラみたいなメイクはいかがなものか。
ま、しかしこれは個人の嗜好というものもあるので、置いておくとする。

問題は、もうひとつの不満の方だ。

 そのパン屋のレジは4台ある。

1台は持ち帰り専用。
3台はイートイン・持ち帰りどっちでも可。

パンは持って帰る客の方が圧倒的に多いだろうから、持ち帰り専用レジが存在するのは理解できる。
でも、上に書いたように朝はイートインもまあまあ混雑しているのでイートイン客の行列ができてしまう。

そこで融通を利かせて持ち帰り専用レジでイートイン客の会計もやってくれたらいいのに、それは決してしない。

兼用レジの3台は持ち帰りの客の会計をしていて、持ち帰り専用レジは空いている。というときにワタシがイートインする気で行列の先頭にいる。
そこにパンを陳列していた店員が寄ってきて「お持ち帰りですか? お召し上がりですか?」とワタシに訊ねる。ワタシは「頂いていきます」と答える。
そうすると、「あっ、じゃあお待ちくださいね」で終了。

店員が忙しくて仕事が回っていないのかというとそういうわけでもなく、「あっ、じゃあお待ちくださいね」の店員はトレイとトングをせっせと拭いているときもあれば、所在なさげにテーブルを拭いているときもある。
ワタシの後ろに並んでいる人が持ち帰りの客なら専用レジで先に会計をするので、レジが扱えない店員というわけでもない。

 

ではこの持ち帰り専用レジというのは、イートインにまったく対応できないレジなのではなかろうか。

と思って観察してみたけど、そういうわけではなさそう。

そりゃまあエスプレッソマシンからは一番遠い場所にあるけれど、数歩の距離だ。
そもそも、電子マネー用のカードリーダーが1台のレジにしか設置されてなくて、電子マネーで支払う客がいると「あ、ちょっとすみませんね」と別の客をどかせて精算しているくらいだから、動線が少々アレなのはあまり気にしない店っぽい。

イートインのときに使うトレイを収納する場所がないほど専用レジには持ち帰り用の袋を用意してあるのだろうか。
なんてことを疑ってみたけれど、そんな様子も見られない。

 

ま、しかし、ワタシの窺い知れぬ深遠な理由があって持ち帰り専用レジが設置されたのかもしれない。
どうしてもこの場所でイートインの会計をしてはならぬ、という掟が、あるいは呪いがあるのかもしれない。

だから、持ち帰り専用レジでワタシの会計をせよとは言わない。そこまで無粋な人間ではない。

だが、持ち帰りの客は、持ち帰り専用レジで会計してくれたっていいじゃないか!
なぜ十数個もパンを買ってるおばあさんの会計を兼用レジでやるよ。どう見ても持ち帰りだろうが。つか、どの客にも「お持ち帰りですか、お召し上がりですか」とハッキリ訊いているのに、なぜ持ち帰り客を兼用レジに誘導するかな。

もっと忌々しいのが、持ち帰り専用レジが空いているのにワタシが待たされているということはワタシがイートイン客だからというのは明らかなのに、兼用レジが空いてパンを持っていくと「お持ち帰りですか、お召し上がりですか」と訊ねられることだ。
お持ち帰りなら、あそこのレジでトングを拭いている店員に会計してもらうよ。なぜ敢えてそれを訊くかな。

そうやって訊いてくる店員は、大抵飲み物のオーダーが一度では通らない。
コーヒーをお願いしても、パンをイートイン用のトレイに移している間に忘れてしまうらしく、もう一度「ご一緒にお飲み物はいかがですか?」と訊かれる。

 

もう、天を仰ぐしかない。

 

と、朝からげんなりしつつパンを食べていたら、隣の席の女の子は持ち帰り用の紙袋からパンを取り出して食べていた。

なるほど、それが正解かも。

 

こねないで作れるバゲットと美味しいパン

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